BELSとは?評価・表示性能や取得のメリットについて解説 | 株式会社JNS建築事務所

更新日:6月29日

建築物の省エネルギー性能を表示する制度として、BELSがあります。このBELSについて、具体的にどのような制度かわからない人も多いのではないでしょうか。


そんな人のために、この記事ではBELSとはどのような制度なのか?というポイントを元に、評価・表示性能の詳細や取得のメリットについて解説していきます。


BELSの申請に必要な情報もまとめていますので、ぜひ参考にしてください。


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BELSとは?

BELSとは「建築物省エネルギー性能表示制度」のことです。新築・既存に関係なく、建築物の省エネ性能を、第三者評価機関が評価し認定します。


評価は全5段階に分類され、評価内容に応じて省エネルギー性能を表示します。


BELSの評価結果を活用すれば、省エネルギーを通じた企業の社会貢献アピールやテナントビルの営業ツール、住宅購入を検討している人の住まい選びの目安や指標とすることが可能です。


BELSの対象建築物は?

BELSは、住宅・非住宅を問わず、大小さまざまな建築物が対象となります。建物全体を評価することはもちろん、建築物によってはフロアやテナント単位での評価も可能です。


なお、フロア・テナント単位で評価する場合は、評価対象となる設備機器が、フロア・テナント単位で分離して評価できる場合のみとなります。


BELSで評価される性能

BELSで評価される性能は、以下の2つです。

  • 外皮性能(性能基準・仕様基準)

  • 一次エネルギー消費量(性能基準・仕様基準)

BELSの一次エネルギーは給湯設備、暖房設備、冷房設備、換気設備、照明設備が消費するエネルギーを合算して算出し、家電等その他エネルギー消費量は含まれません。


なお、ここでいう一次エネルギーは火力・水力・太陽光など、自然から発生するエネルギーのことです。




BELSの評価手法

BELSの評価手法は、住宅・非住宅において用いる評価方法が若干異なります。下記の表にまとめましたので、参考にしてください。


また、BEIやBPIの計算式については下記の通りです。

  • BEI:設計一次エネルギー消費量/基準一次エネルギー消費量

  • BPI:年間熱負荷係数/年間熱負荷係数

BELSで表示される性能

BELSで表示される性能は、以下の6つです。

  • BEIに応じた★マーク

  • 基準からの削減率

  • 設計一次エネルギー消費量

  • 建築物エネルギー消費性能基準(省エネ基準)への適合可否

  • UA値またはηAC値

  • ZEH、Nearly ZEH、ゼロエネ相当マーク

上記の評価をもとにしたBELSプレートが交付され、建物の省エネルギー制度を表します。




BEIの星の数が多いほど評価ランクが高い

BELSで表示される性能は、星の数が多いほど評価ランクが高いです。評価ランクは全部で5段階に分かれ、BEIの計算式をもとに以下のようにランク付けされます。

なお、非住宅①・非住宅②に該当するのは以下のような施設です。

  • 非住宅①:事務所、学校、工場など

  • 非住宅②:ホテル、病院、百貨店、集会所など

また、評価ランクの中でも星1つが該当するのは、既存建築物のみです。新築がBELSの評価を受ける際は、最低ランクが星2つとなります。


BELSを取得するメリット

BELSを取得するメリットとして、以下の3つがあげられます。

  • 住宅評価の結果がわかりやすい

  • 住宅の信頼性が増す

  • ZEH補助金の申請に活用できる

住宅評価の結果がわかりやすい

BELSは、建築物の省エネ性能を5段階で表示する制度です。そのため、BELSの評価結果を見れば、ある程度の住宅性能を誰でもすぐに把握できます。


建築物の省エネ性能を理解するには、専門知識が必要です。住宅や建物の専門知識を持っている人は多くないため、BELSによって住宅評価の結果が分かりやすくなるのは、大きなメリットといえるでしょう。



住宅の信頼性が増す

BELSは第三者機関による評価を採用しているため、住宅性能の信頼性が増します。客観的かつ決められた基準に基づいて評価を決定しているため、平等に評価された結果であることが確実です。


ハウスメーカーや工務店のパンフレットに記載されている数値は、あくまでも独自の評価に基づいています。そのため、どうしてもBELSの信頼度には劣ってしまうでしょう。


誰が見ても確実な評価を得られるのは、BELSを取得するメリットの一つです。


ZEH補助金の申請に活用できる

BELSの取得は、ZEH補助金の申請条件に含まれています。ZEH補助金の利用を考えているのであれば、必ず取得しなければなりません。


ZEHとは「ゼロエネルギー住宅」のことを指し、簡単にいうと「消費電力よりも作り出される電力の方が多い、もしくは均等な住宅」のことです。


住宅の信頼性が増すだけでなく、補助金の申請にもBELSは利用できるため、取得しておいて損はないでしょう。


BELSの申請~評価書交付までの流れ

ここからはBELSの申請について、手順や費用、書類について解説します。

いざBELSを申請するときに困らないよう、事前に確認しておきましょう。


BELSの申請手順

BELSの申請は、以下5つの手順が必要になります。


BELSの申請費用

BELSの評価を申請するにあたって、住宅・非住宅それぞれ以下の申請費用が必要となります。


【住宅の場合】



【非住宅の場合】



BELSの申請に必要な書類

BELSを申請するには、以下の書類を揃えて提出しなければなりません。

  • BELSに係る評価申請書

  • 設計内容(現況)説明書

  • 申請添付図書:付近見取図・配置図・仕様書など

  • 一次エネルギー消費量および外皮計算書

  • その他必要な書類:ZEB 計算書・外皮計算根拠資料など

  • 掲載承諾書


一つでも書類が漏れていると申請できないため、BELSの申請前にあらかじめ用意しておくようにしましょう。


BELSを取得して住宅性能や評価の信頼性を上げよう

今回は建築物の省エネルギー性能を表示する制度であるBELSについて解説してきました。


BELSを取得すれば、住宅・非住宅を問わず建物の性能を客観的に評価できます。客観的な評価は住宅の信頼性につながり、長く暮らすうえでも安心です。


加えてZEH補助金の申請もできるようになるため、取得しておいて損のない制度といえるでしょう。


この記事で紹介した内容をもとに、ぜひBELSの取得を検討してみてください。


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